2023/9/15 Flavor

【Flavor Flavor】Vol.4 和洋どちらにも使える便利な1本 「レモンオイル」

「フレーバーオイル」をご存じですか?
名前を聞いたことはあるけれど本当は使ったことがない。どんな料理に使ったらいいかわからない。そういう方のために、フレーバーオイルの魅力をお伝えするこのコラム。
今回は、安芸の島の実の「レモンオイル」をご紹介します。

〈 きれいなレモンを丹精込めて 〉


レモンオイルは、エクストラバージンオリーブオイルに、広島県産の乾燥レモンを漬け込んでレモンの風味を加えた香味オイルです。

広島県はレモンの生産量日本一。レモンオイルに使っているレモンは、広島県江田島市の西山農園で栽培されたものです。生産者の西山弘行さんにお話をうかがいました。


「元々ミカン畑から始めて、イチジク、万次郎かぼちゃ、オリーブ、レモンと品種を増やしていきました。周囲の人から、近くの耕作放棄地も使ってくれないかとお願いされるようになって、畑がだんだん増えていきましたね。

レモンは栽培して8年ほどになります。一人で草刈りや防除をしているんですけど、草は刈ってもすぐに生えてくるので大変ですよ。周囲にはまだ耕作放棄地があって、害虫や害獣がたくさんやってきて畑を荒らすのにも困っています。

レモンは酸っぱいから動物に食べられないですけど、ダニなどの害虫がつくと真っ黒になってしまうから、定期的に防除してきれいなレモンを出荷できるように気をつけています」と、西山さんは話します。

〈 海外の最高ランクのオイルをブレンド 〉


オーガニックやグルテンフリーなど、食への関心が高い農業大国オーストラリア。北半球のオリーブ生産諸国に似た気候で、生産量はなんと日本の約100倍。イタリアやギリシャからの移民も多く、オリーブオイル文化が根づいています。

安芸の島の実のフレーバーオイルには、現地の最大手Boundary Bend Olives社の最高ランクのエクストラバージンオリーブオイルをブレンドしています。生産から搾油、オイル保管までの水準の高さと、国際基準より厳しいとされるオーストラリアオリーブ協会の基準をクリアしている品質の高さ、そしてフルーティーなテイストで選びました。

南半球のオーストラリアでは、オリーブの収穫・搾油が5~7月に行われます(日本では9~10月)。収穫・搾油時期が異なる海外のオイルをブレンドすることで、安芸の島の実のフレーバーオイルは1年を通して安定したおいしさを実現しています。

〈 レモンオイルを使ったオリジナルレシピ 〉


●しらすのレモンクリームパスタ

レシピの詳細はこちら

次回は、オトナな味わいでファンの多いフレーバーオイル「ハッサクオイル」をご紹介します。お楽しみに。

NEXT>Vol.5 爽やかさとほろ苦さのマリアージュ「ハッサクオイル」

一覧へ